株式会社ネットセーブ



Interview

2010年入社
  • 現在、電気設備CADオペレーターとして都内の新築物件プロジェクトに従事。

    ■最近行って良かった場所「宇奈月温泉(富山)」
    ■最近ハマっていること「筋トレ」
    ■印象に残っているプロジェクト「現在就業中のプロジェクト」


Q.― 本日はよろしくお願いします。
A.よろしくお願いします。

CADオペレーターになったきっかけ
Q.― どのようなきっかけでCADオペレーターのお仕事を始めたのですか?
A.就職してからはアパレル業界で働いていたのですが、出産を機に一度家庭に入りました。 その後、子育てしながら仕事に復帰しようと思って、いきなり正社員として就職、となるとちょっと難しいじゃないですか。 そこでまずは派遣会社へ登録に行ったら「CADオペレーターの仕事をやってみませんか?」と紹介されたことがきっかけです。
Q.― 最前線でご活躍されているKさんが、最初からCADオペレーターを目指されていたわけではなかったのが驚きです。
A. 派遣会社さんに「CADオペレーター」の仕事を紹介されなかったら、CADを知る機会はなかったかと思います(笑)

現在の仕事内容・現場事務所
Q.― 現在のお仕事内容を教えてください。
A.3年ほど、大型新築物件のプロジェクトに携わっています。ビルは既に竣工しているので、現在は入居工事に関するCAD業務に従事しています。
Q.― となると、3年間ずっとこちらのオフィスでお仕事されているのですか?
A.竣工までは建設中のビル内でお仕事をしていました。そちらが無事完成したので、今年の3月にこちらの事務所に引っ越してきたような感じです。
Q.― 現場ってがやがやした雰囲気、というイメージだったのですが、とても落ち着いたオフィスですね。
A.本体工事の期間中は「空調設備工事」や「衛生設備工事」、「建設会社」 といった各会社さんも入っていたので、人も多かったですが
今は自社のみなので、もくもくと集中できる雰囲気です。
プレハブが建てられないような現場だと、近隣にオフィスを借りて入居する事も多いんですよ。
Q.― CADオペレーターとして図面作成以外にもやっているお仕事はありますか?
A.図面の1つである「総合図」を作る時は私が担当している「電気」だけでなく、 「空調」「衛生」といった全部の設備が一緒になっているので、調整業務が発生することもあります。 例えば「ここに電気設備を書きたいけど、空調設備とぶつかってしまう」という時は「ここの設備をこちらに移動できませんか?」と、他の設備工事会社さんとの打合せに同席したりする事もあります。 他の設備の担当者の方にお願いをするためには、まずは「消防法」などの知識が必要になってくるので、そういった建設関連で必要な法律についても勉強するようにしています。
Q.― 今までで印象に残っている現場を教えてください。
A.今回の現場ですね。 平面図が今まで経験した事がない大きさでした。 今までの現場もなかなかCADの仕事でないと携われないような特殊な現場が多いので、そういう意味では全て印象に残っています。
Q.― 今回は新築物件の現場とのことですが、「新築現場」と「改修現場」の違いやそれぞれの難易度について教えてください。
A.「新築」と「改修」は全然違いますね。 私は新築現場をやる事が多かったのですが、半年ぐらい改修現場に入ってみたら、 図面の書き方が全然違っていて驚きました。 新築と改修の難しさは人によって違ってくるかな、と思います。 新築は1から書けるので、私としてはそこは楽なのですが、改修は既にある図面に書いていくので、そこに合わせて書くのが大変でした。 書く物量は新築の方が多いですが、改修は既存の図面に合わせて新設・移設・撤去など細かい修正が沢山発生するので、難易度の感じ方は人によると思います。

仕事のやりがい・大変だったこと
Q.― お仕事の中で一番やりがいを感じることは何ですか?
A.施工図を書いた時など、「助かった」と現場からの感謝の言葉をいただけた時ですね。
自分で作図した施工図が修正もなく通ると、「この方向性で合っていたんだ」と嬉しくなります。 あとは現場のCADオペレーターは自分で図面を制作したものが実際の建物という形になって完成していくのを見ると、大きなやりがいを感じます。
Q.― 逆に今まで携わってきた中で、この仕事や現場が大変だったな、と感じたことはありますか?
A.今回がそれでした。 やはり期日が迫った時は大変ですね。修正の依頼など、急な仕事が舞い込む事が多くなります。 そういう時は、もう期日内に提出するのはダメかもしれないと思います(笑) そこで、ピンチからチャンスへ転換したエピソードをお話してもよろしいですか?
Q.― 是非、ピンチからチャンスに変えたエピソードを聞かせてください!
A.自分一人ではどうしても間に合わない事を、上司に 「申し訳ありませんが、このままでは終わらないので、ここは対応出来ますが、こちらの部分はお願いできませんか」という風に協力をお願いするようにしています。 こういうのってなかなか言いづらい、という状況もあるかと思うのですが、 ギリギリまで仕事を抱えて終わらない、というのが現場としては一番避けたいので、「終わらない」「協力してほしい」と率直に協力をお願いすることを心がけています。
Q.― 完全未経験からCADのお仕事をスタートするのは非常に大変だったかと思うのですが、特に苦労された事を教えてください。
A.電気業界は専門用語が多いので、最初はそこを理解するのがすごく大変でした。 電気って「照明」「コンセント」…「弱電」「強電」…と覚える事がいっぱいあるので、当初はわからない事だらけでしたね。
Q.―「専門用語が多い」「わからない事が沢山ある」といった状況はどのように乗り越えましたか?
A.わからない事は現場の方に聞けば必ず教えて下さるので、わからない事をわからないままにせずに、すぐに聞くようにしていました。 皆さん丁寧に教えて下さるので、そこで知識を深められた事が良かったな、と思っています。

CADオペレーターとしてのスキルアップについて
Q.― CADオペレーターのお仕事は最初はトレースや修正からスタートして、Kさんのようにご自身で設計して施工図を作成する領域にステップアップするかと思うのですが、設計業務に携わるようになったのはどのタイミングでしたか?
A.(設計業務には)お仕事をしながら少しずつ関わっていった感じです。最初は赤書き修正からスタートしたのですが、現場だと担当の社員の方が忙しい事が多く、「修正依頼が今出せないからちょっと待っててね」と言われる事も多かったんです。 そうすると待機時間になってしまい、CADで出来る事がなくなっちゃうじゃないですか。 その無駄な時間を省きたい、現場の皆さんに少しでも貢献したいという思いで、 独学で施工図を書くようにしたんです。 社員の方も1から書くよりもある程度土台があった方が早く仕事が進むので、まずは社員の方に修正してもらう前提の施工図作成からスタートして、そこからどんどん学んでいって、設計に携わるようになりました。
Q.― 今後やってみたいことや、挑戦したい分野はありますか?
A.今やっている電気だけではなく、空調・衛生・建築といった他の領域の知識を勉強したいと考えています。 他の領域の設備工事の知識があることで、電気設備の設計する時に、配置などをより深く考えられるので、一通り勉強したいですね。

ネットセーブの福利厚生について
Q.― ここ最近のネットセーブの福利厚生や取り組みで興味のあるものはありますか?
A.福利厚生は前からいいな、と思っているのですが、最近始まった「キャリアサポート」はいいなと思っています。 これからいろいろな事を学んでいくのにちょうどいいな、と思いました。
Q.― ありがとうございます。といってもまだCADに関する講習は実装できていないのが現状です…。
A.CADの研修は確かに難しいかもしれませんね。ソフトの操作は講習で十分学べますが、「こういう時にはこうする」という風な対応はやはり現場でないと身につきづらいと思います。 私自身も今やっているBIMについてももうちょっと勉強したいなと思っています。 空調メーカーさんはBIMで使えるパーツを作って下さる事もあるのですが、電気メーカーさんは種類も多いので、パーツを自作しなければいけないのが現状です。今回の現場でもたくさん作りました(笑)ネットセーブさんとしてBIM用のパーツを作って提供してくれたら、正直凄く楽になります。

プライベートとのバランス
Q.― 子育てをする中でCADオペレーターとの両立は大変ではありませんでしたか?
A.大変ではあるのですが、働き方や仕事量、働く場所などを「派遣」だとある程度調整できるので、子育てをしながらでも続ける事ができたと思います。
Q.― 休日はどのような過ごし方をされていますか?
A.休日のうち1日は家の事をひたすらやる、もう1日は趣味のこと…出かけたりする事が多いです。 この前は富山に行ってきたのですが、のんびりできてとても良かったです。

おわりに
Q.― 最後に今後CADオペレーターをやってみたい!と思っている求職者の方へメッセージをお願いします。
A.やるかやらないか、で悩むならまずはやってみる! とりあえず飛び込んでみよう、というのが大事だと思うので、もし「事務」か「CAD」で悩んでいる方がいたら、是非「CAD」にチャレンジしてみてください。 知識がない状況で入るのは不安が多いかと思いますが、わからない事は自分から質問すれば教えてもらえますし、怖い環境ではないと思います。




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    最近行って良かった場所は「宇奈月温泉」

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    ダンベルの集合写真。体力作りのために日々の筋トレは欠かせません!

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    自分が携わった仕事が建物という形になっているのを見ると、励みになりますし、仕事へのやりがいを改めて感じます。





担当営業から一言


電気設備の分野で長年にわたって第一線で活躍しているY.Kさん。
派遣先からも厚い信頼を寄せられているお姿に、私たちも大きな誇りと励ましをいただいています。
図面作成の技術はもちろんのこと、設備会社との打ち合わせにおいてもにも臆することなく参加し、専門的な見地から堂々と意見を述べられ、現場を前に進めるお力には、派遣という枠を超えた存在感を感じています。
今回のインタビューを通じて、これまでのご経験やお考えを多くの方に知っていただけることは、これからこの業界を目指す方々にとって大きな希望となるはずです。
「派遣でも、ここまでできる」「派遣だからこそ、活かせる力がある」――その体現者としての歩みを、全力で支え続けたいと思っています。




※内容はインタビュー当時の物です



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